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楽古文
重要敬語 あそばす



  あそばす
   「遊ぶ」の尊敬語
   「遊ぶ」とは、上代では狩猟などの野外の遊宴、中古以後は主に詩歌・管弦を楽しむことをいった。
   そのため「あそばす」は、詩歌を詠む、音楽を奏する意の尊敬語として用いられることが多い。
   また、広く、いろいろの動作をする意の尊敬語としても用いられる。
   その場合は、前後の文意から訳語を考える。


   例1:
僧都、琴をみづから持て参りて、「これ、ただ御手ひとつあそばして、…」と……。 
      
(僧都が、琴を自分で持って参上し、「これを一曲お弾きになって、…」と……。)

   例2:一首の詠をあそばして、くだされけり。 
      
(一首の歌をお詠みになって、お与えになった。)
   例3:やがて御書あそばいてぞ賜うだりける。 
      
(すぐにお手紙をお書きになってお与えになった。)
       

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