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楽古文
重要敬語 きこしめす



 きこしめす
  「聞く」尊敬語
  
「飲む・食ふ」「治める」などの尊敬語 

   「聞く」に尊敬の意を表す「す」がついた「聞かす」が「聞こす」に転じ、尊敬の「めす」がついたもの。
   したがって、本来は「聞く」の尊敬語。
   「聞き入れる」意から「許す」の尊敬語ともなり、
   さらに広く「飲む」「食ふ」「治める」などの尊敬語として用いられた。
   なお、上代には、「きこす」「きこしをす」も多く用いられた。意味は「きこしめす」と同じ。

   

   

   例1:かたちの世に似ずめでたきことを、帝聞こしめして、……。        (「聞く」の尊敬語)
      
(容貌がこの上もなくすばらしいということを、帝がお聞きになって……。)

   例2:わが大君の きこしめす 天の下に……               (「統治する」の尊敬語)
      
(わが天皇がお治めになっているこの天下に……)

   例3:きたなき所のものきこしめしたれば、みここちあしからむものぞ。  (「飲む」「食ふ」の尊敬語)
      (けがれた所のものをめしあがったので、ご気分がわるいのだろう。)

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