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楽古文
重要敬語 めす(召す)



 めす(召す)
  
「呼ぶ」「取り寄す」「飲む・食ふ」「着る」などの尊敬語 

   「めす」は広くいろいろな意味の尊敬語として用いられる。「見る」の尊敬語、
   「呼ぶ」「招く」の尊敬語(例文1)、「取り寄す」の尊敬語(例文2)、
   「飲む」「食ふ」の尊敬語(例文3)、「乗る」の尊敬語(例文4)など。
   さらに、「濃き色の衣召して」ならば「着る」の尊敬語である。
   文脈に応じた語で訳すとよい。
   なお、「おぼしめす」「しろしめす」の「めす」も、この「めす」が動詞と複合したものである。

   

   

   例1:御随身召して、遣水払はせたまふ。
      
(護衛をお呼びになって、庭の流れを掃除させなさる。)

   例2:紙燭召して、御返り見たまへば、…。
      (紙燭をお取り寄せになって、御返事をごらんになると、…。)

   例3:中納言、召さでもさすがにあしかるべければ、箸とつて召すよししけり。
      
(中納言は、召しあがらないのもやはり失礼になりそうなので、箸をとって召しあがるふりをした。)
   例4:
人々みな御舟に召す
      
(人々はみなお舟にお乗りになる。)

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