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楽古文
「ね」の識別

「ね」の識別

1 完了の助動詞「ぬ」の命令形
   例:
「早う立ち。立ち。」とのたまへば、 (「早く立ち去ってしまえ。立ち去ってしまえ。」とおっしゃるので、)
      完了の「ぬ」は連用形につくので、「ね」の上が連用形になっている。
    「ね」が命令形と判断できる。

2 打消の助動詞「ず」の已然形
   例:
風波やまば、なほ同じ所にあり。 (風や波がやまないので、やはり同じ所にいる。)
      打消の「ず」は未然形につくので、「ね」の上が未然形になっている。
    「ね」が已然形と判断できる。

3 ナ変動詞の命令形の語尾
   例:
と人に言はれつ年の暮れ  (あっちへ行け、あっちへ行けと人に言われた年の暮れであることよ)
      上の部分とあわせて、「死ね」「去ね・往ね(いね)」の形になっている。

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