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楽古文
重要敬語 のたまふ・のたまはす



 のたまふ・のたまはす
  「言ふ」尊敬語
   「のたまふ」は、四段動詞「告る(のる)」に尊敬の補助動詞のついた「のりたまふ」の変化した語。
   「のたまはす」は「のたまふ」に尊敬の助動詞「す」がついたもので、「のたまふ」よりも敬意が高い語。
   ともに「おっしゃる」と訳す。
   また、「のたまふ」には、例文2におけるように、身内や下位の者に対して、
   「申し聞かせる・言ってやる」意に用いる例がある。

   

   

   例1:御門の召してのたまはむこと、かしこしとも思はず。
      
(天皇がお呼びになっておっしゃることは、恐れおおいとも思わない。)

   例2:姉なる人にのたまひみむ。
      
(姉にあたる人に言い聞かせてみよう。)

   例3:「はや船出してこの浦を去りね。」とのたまはす
      (「早く船出をしてこの浦を去ってしまえ。」とおっしゃる。)

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