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楽古文
重要敬語 おほす



 おほす
  「言ふ」尊敬語
   「言ふ」の尊敬語。また、「命ず」の尊敬語としても用いられる。(例文2)
   中古の用例では「仰せたまふ」「仰せらる」のように尊敬の補助動詞・助動詞を伴った形で用いられている。
   単独で用いられるのは、中世以降である。
   なお、「書きおほす」のような「おほす」は、「果たす」「終える」意の動詞であり、
   尊敬語「仰す(おほす)」とは別の語である。

   

   

   例1:「汝もし小督の行くへや知りたる。」とおほせければ、……。
      (「おまえはひょっとして小督のゆくえをしっているか。」とおっしゃったので、……。)

   例2:大井の土民におほせて、水車を作らせられけり。
      
(大井の土民(その土地の住人)にお命じになって、水車を作らせなさった。)

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