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楽古文
「しか」の識別

「しか」の識別

1 過去の助動詞「き」の已然形
   例:
物見よりは、それをこそ人見るめりしか。 (見物よりは、それを人々は見るようであった。)
      @「こそ……しか」の係り結びの形。
     A「しかど」、「しかば」の形。(「ど」「ば」は已然形につく接続助詞)

2 過去の助動詞「き」の連体形「し」+疑問の終助詞「か」
   例:
心もとなくおぼえしか。 (心配だと思ったのか。)
      文中に「こそ」がなく、「か」が疑問の意を表す。

3 願望の終助詞
   例:
ほととぎすなかる国にも行きてしかその鳴く声を聞けば苦しも    (万葉集)
     
 
(ほととぎすのいない国にでも行きたいものだ。その鳴く声を聞くとつらく思われるよ。)

      「てしか」「にしか」の形で用いられる。

 

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