本文へスキップ

楽古文
「し」の識別

「し」の識別

1 サ変動詞の連用形
   例:
いかにわびしき心地けむ。 (どんなにつらい気持ちがしただろう。)
      終止形が「(…)す」となり「(…)をする」という意味になる。下の語が連用形につく語である。

2 過去の助動詞「き」の連体形
   例:
京より下り時、みな人、子どもなかりき。 (京から下った時は、みんな子どもがなかった。)
      過去の助動詞「き」は連用形につくので、「し」の上の語が連用形になっている。

3 強意の副助詞「し」
   例:
朝霧に島がくれゆく舟をぞ思ふ。 (朝霧の中、島の陰に見えなくなる舟を思う。)
      多く「しも」の形でもちいられ、「し(しも)」を取り去っても文意が変わらない。

  

ナビゲーション